天野トロイカ【現代アート・映像作家】
【プロフィール】
映像や写真、小説などを軸に活動する現代アーティスト。
幼少期のいじめや双極性障害の体験から「心の傷」をテーマに掲げ、「フィクションの中のノンフィクション」をコンセプトに制作活動を行なっている。
写真を使った作品では「見えないアート」として、紙の表面と裏面を利用し、表面に写真の印刷、裏にその奥底に秘められた念を一種の呪文として描き、その裏面は額装などしてあえて見せないというシリーズなども展開している。見えない裏面は手元に渡った人間、もしくはデジタル写真で撮影された画像でのみ見ることができる。これも現代人の人には見せない奥底をどう処理するかの表現の1つである。
その他、写真自体を再構成したり、AIを用いて対話する試みなどのシリーズもある。人間の記憶や感情を分解したり再構成したりしながら、社会で見逃されがちな、他人に見せない心の傷を持った人たちをテーマに作品制作を行いながら、日々社会との関わりを考えて制作している。
【受賞歴】
2021年:Luxembourg Art Prize 2021芸術奨励賞受賞
2022年:Darkroom Film Festival(London)にて映像作品「Signals」上映
2023年:Idemitsu Art Award 2023入選
【ラフらぼ!出演回】
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